Mezalog

備忘録的な

いい歳になると、楽しい同窓会と悲しい現実に直面する

家に帰ってから徐々に落ち着きを取り戻してます。

家のやらなければならない事にやっと手を付けられるようになったうえきちです。

 

今はずっと放置していたPCのメインマシンを、ちょっと刷新中です。

 

この歳になると、何故か人は昔の友達に会いたくなるものなのかも知れません。

 

ずっと気になってた人、急に思い出して会いたくなる人・・・多かれ少なかれそういう人がいるものだと思います。

でも、若い時は忙しいのと今の交流関係が充実してて、なかなか時間がとれないもの。

ましてや遠方に引っ越してしまったらまず会う機会はなくなります。

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昔なら気になりながら人生を終えるものだったのかもしれません。

 

ところが、今はSNSが発達してて、下手をしたら名前で検索するだけで気になる人を探し出す事ができてしまう時代です。

 もう少し前からあったら良かったのにと心底思いますが、これからもどんどんいろんなことが進んでいくんでしょうね。

 

同窓会あるあるなのかも知れません。

 

お互いに相手の変貌に落胆が隠せない

記憶は美化されていくものです。

憶えておきたくない事、思い出したくない事は忘れていくものです。

楽しく話をしたり遊んだりした思い出と共に相手の事を憶えているものです。

 

完璧な可愛さだったあの子、痺れるほどかっこ良かったあの子。

でも、時の流れは全員に平等にあります。

 

あんなに可愛かった子がこのおばさん?、あんなにかっこ良かった子がこのおっさん?

 

去来する思いは実際にはもっと複雑でしょう。

体型の変化、髪の毛の量、人相の変化は人それぞれです。

 

憶えている記憶よりも良い人もいるかもしれません。

 

ところが普通は、なんやかんやいっても、太くなってたり、老けてたりするもの。

自分も当然長い年月の間にいろいろあったように、皆さんいろいろあったのでしょう。

 

会うのが久しぶりであればあるほど、自分の記憶との違いに愕然としながらも、徐々にうまっていく忘れていた記憶と、分かってくるその人の歩んできた人生で溝が埋まっていきます。

 

やっぱり同窓会って楽しいものに間違いはありません。

 

親しみは憶えていても信頼感はなくなっている

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わたしはこの事について非常に甘い考えをもっていました。

あの頃の友情関係、信頼関係は今でも続いているものだと。

 

昔からずっと関係が続いていた人どうしならまだしも、時間がたつと信頼関係はなくなっているものだということを思い知りました。

 

単身赴任してても感じましたが、人の記憶は薄れていくもの。

つながりの気持ちはなくなっていくものです。

でないと新しい環境で暮らしていけません。

 

その事を甘く見ていたわたしは、非常に苦い体験をすることになります。

会いたくて会えなかった人に会えなかった

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何十年間もの間、忘れなかった人がいました。

 

学生のころに親しくなってから、いつも話をして笑ってばかりいた人でした。

恋愛ではなかったのですが、すごく楽しかった思い出が今でもあります。

ずっと、同窓会か何かで一度会いたいなと思ってました。

 

それがなんと、同窓会の機会があったのです。

いわゆるSNSのおかげで、幹事の人と連絡がとれて行けることになったのです。

とにかく行くことにしました。

 

懐かしい人にたくさん会えたのですが、残念ながらその人は来ていませんでした。

 

ちょっと残念だという話をすると、なんとその中で連絡先を知ってる人が電話をしてくれたのです。

声を聴くと昔のままでした。

興奮して何を話したのかよく覚えてません。

 

その日は仕事の関係でどうしても行けないとの事でした。

 

短時間の電話だけでは物足りなかったわたしは、連絡先を教えてほしいを連絡してくれた人に頼みました。

その人も昔はわたしは親友と思っていた人でした。

 

ところが、その人はどのような方法を使っても、わたしとわたしが会いたい人を引き合わせる事はかたくなにしようとしませんでした。

 

意味が理解できなかったわたしは、長い間苦しみました。

どこかの馬の骨になってたわたし

要するに、何十年も会ってない奴に引き合わせたら危険だから無理との事でした。

本人が来てたなら二人の問題だけど、引き合わせた事が原因で何かあったら責任とれないらしいです。

 

無理やり関係を迫り、こじれたらストーカー行為に走り、最悪事件になるとでも思っていたようです。

 

ああ、わたしの信頼はゼロ以下なんだなと思い知りました。

 

と同時にわたしの考えが甘かったという事です。

わたしは、同窓会にはまず行かない人生だったので経験も知識もなかったのですが、問題が発生することもなくはないようです。

 

わたしが、他の人が同じように誰かに会いたがっていたとして、もしその人を知っていたら電話で「誰々が会いたいって言ってるけどどうする?」っていらぬおせっかいをしてしまっていたかもしれません。

 

もし、その人が誰にも会いたくなかったら。

もし、その人がその人に会いたくなかったら。

 

電話で問われたその人は何て言って断ったらいいか悩むでしょう。

 

だからかたくなに断られたんだなと今では納得しています。

結局何も言ってこないということは

わたしに何も情報が入ってこなくても、何かの折にその話題が出ている可能性は低くはないのではないかと思います。

 

もしかしたら、その人の連絡先を知ってる人が口を閉ざして何も無かったことにしているかもしれませんが。

 

でも、もし話題に出て、会う気があるなら連絡してくるでしょう。

 

何もないんだから、本人さんも会う気はないということでしょうね。

 

死ぬまでに、できたら早目に会いたい人いませんか

会えないとなると会いたいと焦がれる気持ちはいつまでも強く残ります。

わたしの家が転勤族だったので、子供のころに多くの別れを経験してるんです。

生まれてからずっと同じ地域に住んでる人がうらやましい。

 

会って、付き合いたいとかそういうのじゃなかったんだけどな。

 

調べていたら、会いたい人がいる人って意外と多いみたいです。

SNSが流行ってる一因もそうだと思いますが。

 

探偵に頼むっていう手段はあるようですね。

かなり費用がかかりますし、連絡先が分かったからといって、連絡できないですよね。

どうして知ってるの?って聞かれたら答えられませんから。

 

あまり悔いを感じて生きてませんでしたが、こうやって未完の仕事がたまっていくんだろうなと思います。